1.計画を立てる際に考えること

・何を基準に決めるべきか

大学受験の勉強計画を立てるにあたり、何を基準にするべきなのか、その基準が「あれも大事、これも大事」でごちゃごちゃと散漫している状態なのが普通の受験生である。
結局、まともな大学受験の勉強計画を立てることができない人が多い。
武田塾で受験相談をする時や、勉強計画を立てる面談をする時に「一日何したらいいのか教えてください」と請われることが多いが、少しでも体調を崩したら、その計画そのものも崩れてしまうような場合は、上出来な勉強計画とは言わない。
計画を立てるにはいくつか基準にしなければいけないものがあり、それをどういった手順で立てるかというポイントが複数あるのでそれを紹介する。
まず大学受験において勉強計画を立てる際に気にしないといけないことが大きく分けて8つある。
 
①志望校
大学受験における志望校は言わば「ゴール地点」。
志望校を目標に大学受験の勉強計画は逆算して立てていくものである。
志望校がどこなのかによって、東大なのか早稲田なのかによって対策(勉強の内容そのもの)が変わってくるので当然、大学受験に対する勉強計画も変わってくる。
しかも、この志望校によるものが、受験する教科ごとに複数、人によってはいっぱいあるというのが実情だ。
 
②自分の実力
自分の実力はいわば「スタート地点」。
これも人によってさまざまで、中学時代に学習したことがおぼつかない人も入れば、すでに浪人生でMARCHに合格している人までがいる。
人によって勉強の実力が違うために、どうすれば、入試に間に合う大学受験に向けた勉強計画を作ることができるかを考える。
 
③入試当日までの残り時間
これはつまり、大学受験に向けたスケジュールを立てる時期にもよるということ。
高校三年の春の人が立てる勉強計画と、秋の人が立てるものでは、同じ志望校でも全然違う内容になってくる。
例えば現時点が夏の場合、受験まであと4,5か月しかない訳ですから、年間計画を立てる意味は特にない。
あくまで現時点から大学受験当日までのスケジュールを立てるものである。
 
④入試までにこなさなければならない量
入試までに残された時間によって、いったい何をどれだけ勉強をしなければいけないのか、その量と質が現実的なものなのか、はたまた時間が余っているなら何をするべきなのかを考える。
参考書を変えたり、内容を削ったりすることで調整する。
 
⑤1日の勉強時間
一日どれだけ勉強できるのか?それは毎日継続できることなのか?日にちごとのズレは生じてくるものである。
しかし、現役生だと学校にも行かないといけないし、勉強できる時間は大きく限られている。
 
⑥1週間の勉強時間
一日何時間勉強できるのかを基準に、一週間でどれだけできるのかを考える。
曜日によって行事などもあるので、毎日が全く同じ勉強時間という訳にはいかないケースが多い。
また計画にはズレも出てくるので、一週間単位で大学受験の勉強計画を立てるものである。
 
⑦教科ごとのバランス
一週間、一日単位でどれだけ勉強するのかが決まったら、教科ごとにどれだけ勉強するのかを決める。
英語は何時間、数学は何時間ということを割り当てていく必要がある。
教科に対するバランスを無視して全力で勉強したら、一科目だけ極めて後は中途半端に手をだすということになる可能性が高くなる。
それは避けないといけない最悪のケースである。
 
⑧使用する参考書のペース
教科ごとの勉強時間が決まったら、使用する参考書が一日でどれだけの量がこなせるのか細分化された要素が大切になってくる。
当然、一冊を完璧にすることができない計画を立ててもしょうがない。
例えば、英単語は一日100個やろうとか、数学は一日10問解こうとか、そういった具体的な目的を決めるということになる。
 

・いつから始めるかと、いつまでに終えるか

自分のスタートとゴールをちゃんと設定する。
大学受験の勉強計画を立てようとする人は、他人の計画を参考にしているケースが多いが、実力や時期、環境が違ってくるのであまり意味がない。
 

・どこまで立てるべきか

ゴールまでの大学受験の勉強計画を立てるという話になるのだが、どうしても修正がともなうことになる。
修正を前提としないものは上出来とは言えない。
例えば2月に入試があるのなら、何月までにここまでの参考書を完璧にしておこうとか、ここまでの成績に到達しておこうといったアバウトなものが相応しい。
 

・修正が前提で計画を立てよう

勉強した結果、想像以上に捗るケースもあり、逆に行き詰るケースもある。
詳細な大学受験への勉強計画を立てるのは一週間程度が限度である。
体調を崩すかもしれないし、頑張った結果、もっとペースをあげることができるかもしれないし、せいぜい二週間先までの大学受験への勉強計画を立てて、細かに修正していくことが大切である。
しかし、計画を立てることや修正することに時間をかけすぎるのはナンセンスである。
 

・大まかな計画と細かい計画

年間・月間の計画は大まかであることが相応しいが、一週間や一日の場合は細かな方が相応しい。
大まかな方は頻繁に修正をする必要はないが、一週間や一日といった細かい場合は、多少修正していくことになるだろう。
基本的に普段修正するかを見ていくのは、短い期間の勉強計画がきちんと実行されて順調にすすんでいるかを見ていくものである。
 

・長い期間の計画から徐々に単位を小さくしていこう

計画というのは目標を達成するためにやるものなので、目標地点からの逆算が相応しいものである。
「自分のやれるペースで頑張っていこう!」というのでは、入試本番に間に合わなくなるケースが殆どである。
ゴール・入試の日から、2,3か月ごとにどこまで終わらせるのか?
そのためには一か月にどれだけこなさないといけないのかを計算して、一週間の予定が決まり、今日一日何をしなければならないのかが決まってくるのが大学受験の勉強計画である。



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