今回は世界史の勉強方法について書いていきます。
世界史か日本史かどっちにしようか迷う人がいますが、
基本的に世界史をおすすめしています。
その理由として、漢字の練習が必要ない(中国史除く)のでその分楽だからです。
しかし、世界史も日本史に負けず劣らず覚える量が多いです。
その多い量を効率的に覚えていくための勉強方法について書いていきます。
基礎内容を一通りそろえるのは、2~3か月程度で終わるようにし、徹底的に復習をして、まずは大まかな流れを頭に入れるようにしてください。
2〜3ヶ月で通史を終わらせることは実際可能です。
学校では講義が中心で週3回という制約の中なので2年も掛かりますが参考書で独学することで、ガンガンすすめることができます。
自分のペースで勉強することができる事は参考書学習の大きなメリットです。
一つの参考書に新たな発見を書き足し、自分だけの参考書を作り上げていくようにしてください。
自分だけの参考書を作ることによって『この本を見れば、安心』というものを作っておきましょう。
例えば、一つの参考書に付箋で“図表の◯◯ページ参照”と書いてあるものを貼り付けることによって、過去の気付きを未来に共有することができます。
気付きは時間が経つと忘れてしまうことがあるので、きちんと書き込んでおきましょう。
特に早稲田、慶応ではその傾向は顕著です。
例えば、論述問題が中心なのに、一問一答問題集ばかりやっていたら志望校へ遠まわりになってしまいます。
まだなにも知識のない状態で志望校の入試問題を解く事は出来ませんが、どういう問題が出るのかという傾向と対策は頭に入れておきましょう。
また一つの学部の過去問をやっただけで傾向を知った気にはならず、志望校の問題はすべて一通り解いて確認してください。
しかし、これは個人差があるもので一概にこれがいいと言えるものではありません。
覚え方は基本的には英単語の覚え方と同じで大丈夫です。
声に出す、何回も書く、ゴロで覚える、連想で覚えるなど。
いろいろ試してみましょう。その中で自分に一番あった暗記方法を見つけて実践していきましょう。
一般的な高校では日本史や世界史などの歴史科目の範囲が終わるのは、12月のような入試直前期です。
これでは全く過去問も解けませんし、演習の時間も十分にとることができません。
さらに泣きっ面に蜂ですが、大学入試では最も近代以降が頻出します。(明治大学や慶應大学の一部の学部では、近代以降以外出題しないと明記しています)
ほとんど入試ではでない古代の分野から学校がじっくり解説します。
これは教育課程上仕方のないことですが、受験生にとってこれは仕方のないことでは済まされません。
現役生だとしても歴史は授業に先行して参考書で勉強しましょう。
他の受験生を追い抜くチャンスがあります。
自分では論述問題の採点をすることは難しいので、身近に添削指導をしてくれる人がいると心強いです。
学校の先生を積極的に利用していきましょう。
また、論述対策としては無駄に何問も解き続けるよりも良問を丁寧に完答出来るようになるまで仕上げる方が伸びます。
論述問題も「一冊を完璧に」しましょう!
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